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★ヘリコプターの操作方法(実戦編)

さて、ここではいよいよ実戦に使用する応用編の機動方法をお教えします。
普通にホバリングや上昇下降は理解できているとして話を進めていきますので、どうぞよろしく。



■低空飛行

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ヘリコプターは対空攻撃に非常に脆い物です。
戦闘機の機銃掃射はもちろん、地対空ミサイル、AT兵の対戦車ミサイルですらも簡単に破壊されてしまうのです。
ゆえになるべく見つからないように低空飛行しなくてはなりません。
低空飛行ができていれば、それだけ遮蔽物に隠れることができますので地対空ミサイルのロックオンからも免れることができますし、
敵戦闘機の空対空レーダーに捕捉されても上空からは地上に紛れて見えづらいという利点もあります。
理想的な高度としては地上から10メートル程度で、それ以上低いと逆効果です。
というのも、高度が低すぎると万が一対空ミサイルに補足された時にフレアを発射しても
すぐに接地して消えてしまうので、もろに対空ミサイルを喰らってしまうからです。
高すぎず、低すぎずが戦闘ヘリの機動における重要な点です。



■戦闘機動1(スライド)

ホバリングをし続ければガンナーは撃ちやすいことは撃ちやすいのですが、
それではAT兵の対戦車ミサイルのいい的になってしまいます。
ですので、なるべく移動しつつもガンナーに配慮した「安定した機動」をする必要があります。

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一番基本的な機動はこの横方向へのスライドです。
ホバリング状態から横方向にのみ操縦桿を移動させて横滑りをさせます。
丘にある建築中のビル拠点など複雑な地形で支援攻撃する際に有効な機動です。
この機動なら視点こそ移動するものの、ガンナーからは比較的射撃がしやすい状態が作り出せます。
前後方向の機動を入れるととたんに射撃効率が落ちますので、横方向への安定したスライドを練習しましょう。



■戦闘機動2(円外周面旋回)

スライドが過不足無くできるようになりましたら円外周面旋回をやってみましょう。
これは南3拠点などの開けた地域でAT兵のミサイルをかわしながら攻撃する際に有効な機動です。
しかしかなりの技術を要しますので、充分な練習が必須と思われます。

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操縦方法は基本的にスライドにテイルローターの機動を加えた物と考えてください。
スライドさせながら、常に目標がセンターに来るようにテイルローターを調整してやるだけですが、
これがなかなか難しい物です。
単に回るだけなら誰にでも出来ると思いますが、ガンナーに安定した視界を確保した状態での旋回となると話は別です。
特に前後方向の機動が混じってしまったり、ずれが生じた時に慌ててテイルローターを動かしたりすると
視界が激しくぶれてバルカン砲が当たりにくくなります。
行きすぎた、と思っても慌てて機動を補正することはやめましょう。
あくまでもじわりじわりと補正するように操縦桿を動かして本来の位置に戻してやってください。
でないとガンナーが有効な射撃を撃てなくなってしまいます。

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視界はこんな感じに見えます。
でも実はこれってガンナーには激しくつらい機動なんですよね。
長時間やられると酔うんだ、これが。



■補給と修理

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ヘリポート(Hマークがある四角)で修理と補給が可能になっています。
USMC側は強襲揚陸艦上で同様の効果があります。



■空対地攻撃

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次はいよいよ攻撃の時間です。
まず1番席の多連装ロケット砲ですが…これは練習してくれとしか言いようがありません。
速度や高度によって着弾する地点が変わってきますので、これはもう経験するしかありません。
あえてアドバイスをするとしたら、照準の1〜2個下を狙って撃てといったところでしょうか。



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次は2番席でガンナーの練習をしましょう。
まずはこの辺までコブラを持っていって着陸させましょう。
MECの飛行場がちょうどいい具合に見えますので、練習には最適です。



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F2を押してガンナー席に移ります。
まずはバルカン砲。
これはもう言うまでもなく対人兵器としてくらいしか用途がありませんが、
コブラのバルカン砲は直撃でないと死亡させることができないので使いづらいですね。
MEC側のハボックはスプラッシュダメージがあるのか、近くに着弾しただけでもどんどん倒せるのが爽快です。



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さて、バルカン砲ああくまでも前座。
メインディッシュはセカンダリのヘルファイア空対地誘導弾です。
右クリックを押してミサイルモードに入りましょう。
そしてマウスを動かして、照準を目標まで持っていってクリック。
するとヘルファイアが発射されて、設定された目標に向かって一直線に飛んでいって破壊してくれます。
ヘルファイアはいわゆる「撃ちっ放し型」のミサイルですので、
AT兵やフランカーのように着弾までマウスで誘導しなくても自動的に設定目標まで飛んでいってくれます。
のんきに停車している戦車などはいいカモです。
撃った瞬間に移動してもそのまま着弾してくれます。

このミサイルモード時の視界とパイロット席との視界の違いを覚えておいてください。
自分がパイロットとして操縦するのでしたら、この違いという物を深く認識しておく必要があります。

このヘルファイアは司令官のレーダーなどの施設や、橋を破壊することも可能になっています。
基本的に破壊力は特殊部隊兵のC4と同等のようで、レーダー施設などは2発で破壊することができます。
ヘルファイアの射程距離は直線距離でおよそ600メートルです。
★追記:製品版では1.20パッチから二番席のTV誘導ミサイルの飛距離は半分ほどまで減らされました。



■空の狙撃兵

私がパイロットの時に味方から敵戦車発見の報を受けたら、
すぐにその方向に機体を向けてホバリングを維持して、祈るように思うことがあります。
「頼むから気付いてくれよ…」
でも、いままでにその期待が報われたことはありません。
敵の見えないところでいきなり停止して何もしようとしない私に対して、
ガンナーはいらついてバルカン砲をでたらめに乱射したり「Go! Go! Go!」を連発するだけです。
私は諦めて前線に飛んでいくわけですが。

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ヘルファイア空対地誘導弾の基本的な使い方は前述の通りですが、
実はあれだけでは、そのうまみの半分すらも味わえていないというのが実情なのです。

皆さんはご存知でしょうか?
ヘルファイアは着弾するまでの間、マウスで自在に誘導することが可能だということを。
ヘルファイアを発射すると弾頭の視点に変わりますが、
この状態で照準を動かしてマウスクリックをすると、その方向に向きが変わるのです。

そしてその射程は直線最大で強襲揚陸艦から沿岸の3拠点を全てカバーするほどの長距離に及んでいます。
つまり沿岸までコブラを運んでホバリングさせておけば、地上の全区域をその攻撃範囲に納めることすら可能なのです。
しかも最大射程時において着弾点は完全に視界外です。

(ヘルファイアの射程は1.2パッチで半分程度まで下げられました。)

これを「分かっているパイロット」と「熟練のガンナー」は無敵です。
ヘルファイアは一撃でいかなる兵器をも破壊します。
高速でぶっ飛んでくるヘルファイアを避けることができるのは戦闘機と全力走行中のジープくらいでしょう。
のろのろと地面を走行するしかない戦車はもちろん、戦闘ヘリすらも熟練のガンナーが放つ高速弾頭から逃れることはできません。
敵はどこから撃たれているのかすら理解も出来ずに一方的にやられるだけでしょう。

地上からの味方による敵発見報告を元に位置予測を行って射撃をすれば、
戦闘ヘリはいっさい前線に姿を見せることなく攻撃ができるのです。

まさに「空の狙撃兵」といえるでしょう。

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なお、ミサイルモード時の画面下に表示されている白いバーが射程の残数。
これがゼロになるまで弾頭を巡航させることができる。



■空の狙撃兵(応用編)

ちなみに上記例の空母からの発射の場合ですと、
FAVやピラーニャの位置は木や建造物の影になって狙うことができません。
でも下記画像の通り、狙えなくても当てることは可能なのです。

どうするのでしょう?

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↓こうするのです。

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上下の誘導はもちろん左右の誘導による回り込みも可能ですので、
ガンナーの腕しだいでどこに隠れてもたいがい弾頭を撃ち込むことが可能なのです。


▲注意
MEC側の戦闘ヘリ「ハボック」ですが、これの誘導ミサイルには重要な欠陥があります。
コブラのヘルファイアは画面上のどこにマウスをあわせてクリックをしても誘導の補正が可能なのですが、
ハボックは地上目標に対してしか誘導をすることができないのです。
空に向けてクリックをしても入力は無視されますので、地上を何度もクリックをして弾頭を誘導するしかありません。
ゆえにハボックが固定砲台化しようとすると
対空ミサイルの餌食になることを覚悟してでも大きく高度を上げて誘導しやすくするしかありません。
いちおうミサイルモードに入って初弾発射時のみマウスをクリックし続けることによって
いったんは上空に向けて発射することもできますが、
すぐに地上に向けて誘導してやらないとあらぬ方向に弾頭は飛んでいって燃料切れまで何もできなくなります。
ハボックは機関砲が優れているので有視界での接近戦主体の格闘家、コブラは狙撃兵といった差別化なのかもしれません。
★追記:製品版では1.20パッチからこのバグは修正されました。



■まとめ:戦闘ヘリの運用方法

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戦闘ヘリの運用方法は、基本的に対歩兵の制圧射撃と装甲車の排除です。
味方歩兵の前進している導線を把握して、その近辺の敵歩兵を機銃掃射して、装甲車が来たらロケットやヘルファイアで排除しましょう。
敵の旗の周りを円外周面旋回してガンナーが撃ちやすいような姿勢を維持し、敵のリスポンポイントを制圧します。
そうすれば味方がその拠点を落としやすくなりますから。



■番外:ブラックホークの使い方

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ほとんど拠点間の移動くらいにしか使用されていませんが、実はブラックホークは最強の対人兵器です。
その両側に搭載されているミニガンは発射速度も速いうえに適当に撃っていても楽に敵を制圧することが可能です。
しかもミニガン以外の4番席以降の人間も携行武器を使用することができるという点も見逃せません。
マシンガンとミニガンを両側から乱射しまくってホバリングで次々と旗を取るという離れ技も可能なのです。
また、4番席に修理兵を乗せればブラックホーク自体の修理も可能になっています。
視点を移動させてカーソルを機体の端にあわせてクリックすれば空中修理することが可能です。
また、支援兵(SUPPORT)はなぜかアモパックに持ち替えなくても弾丸を自動補給してくれますので、
手榴弾は投げ放題、ミニミも撃ち放題です。
もちろんメディックを乗せれば治療することも可能です。
修理兵と支援兵を満載したブラックホークは最強の旗取りマシーンとなるでしょう。



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