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★戦闘機の空対空戦闘

ここでは飛行機対飛行機の基礎知識についてお教え致します。
簡単な物ですが、何かの参考になればと。



■敵にロックオンをしていることを気付かせない戦闘
■注意■この項目は前パッチまで通用した内容です。現在の最新ゲームバージョンではミサイル誘導性能が向上しているため、それほど大きな意味はありません。

敵に狙われた時、レーダー波を照射された時にはビービーと断続音が鳴り響き、
ロックオンをされた時にはビーという連続音に変わることは他の項目でもご説明しました。
これを敵の立場で考えてみましょう。
自分が敵をロックオンしていた場合、当然ビーという連続警告音が発せられますので、
敵は当然危険を回避するために回避行動に移るでしょう。
そうなったらミサイルが着弾する可能性はぐっと低くなります。
しかし、そのビーという警告音を限りなく短くすることができたらどうなるでしょうか。
すぐに警告音が止まったとしたら、回避行動を取るのをやめてのんびりと飛行しようとする人もいるのではないでしょうか。

連続音の警告音が鳴る時、それはロックオンされた時に発せられます。
つまり一旦ロックオンをして発射したあとに
戦闘モードを対空モードをから対地モードにしてやればいいのです。
対地モードにすれば、対空レーダー波の照射は止まりますので、敵に警告音は出ないこととなります。
別に対地モードにしても熱源をとらえているミサイルは誘導を続けて敵に着弾しますので問題ありません。

もっと理想的な空対空戦闘としては、常に対地モードで飛ぶことです。
敵味方の判別は機体形状とマップの表示の両方で確認をしましょう。
そうすればレーダー波照射の断続音すらも相手のコクピットに鳴らすことなく接近できます。
特に相手が補給のために飛行場や揚陸艦に戻ろうとしている時がチャンスです。
ほとんどの人は後ろを確認することなくまっすぐ飛んで帰ろうとするものです。
その時にアフターバーナー全開でできる限り接敵し、
敵を照準機の真ん中に捉えたら即座に空対空モードに切り替えてミサイルを発射、
すぐに対地モードに切り替えて相手の警告音を切らせます。
そうすれば、短時間の警告音のみで敵に対してミサイルを発射できることになります。

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←こちらが対地モードゆえ警告音が発せられないために、追尾されていることに全く気付いていない。

しかしながら、もちろんこれは自分のレーダー波のみの話であって、
地上の地対空ミサイルの警告音は普通に鳴ってしまいます。
完全に先手を取った!と思っても突然敵が逃げ始めることが良くありますが、
そういう場合にはたいがい味方の対空砲座が敵機を狙っていることがほとんどです。
そして、その対空ミサイルは多くの場合眼前の敵ではなく自分に向かってくるのが困る。
地対空ミサイルは誘導効率が悪いために敵を狙って撃っても誘導しきれず後方にはずれ、
後ろを追尾している味方に誘導が切り替わって当たるわけですね。
地対空ミサイルに座る人は、味方機が敵機ともつれている時には
ロックオンするにも撃つにもなるべくヘリのみにして欲しいなと思うことも多々あります。
いずれにせよ地対空ミサイルでは初心者パイロット以外、ほとんど敵機を落とす事はかなわないのですから。
特に敵を追尾している味方が前にいる場合には誤誘導される危険性が高いので絶対に撃たないでいただきたい。



■対空ミサイルの特性

撃墜する、またはされる時はどんな状況の時でしょうか?
それを考えてみると、BF2における対空ミサイルのなんたるかが分かってくると思います。

BF2の対空ミサイルは基本的に熱源誘導という設定のように見受けられます。
ロックオンとはあくまでも初期段階の補助誘導手順にしか過ぎないことを認識しておいてください。
ロックオンをして発射をすると第一段階の誘導が始まり、ロックオンした敵に向かって飛んでいきますが、
敵機の熱源を感知する距離になると第二段階のミサイル内部の誘導に切り替わって目標に突進していきます。
そして二段階目の誘導では敵味方関係なく一番近くに存在する熱源に向かって飛んでいくという仕様です。

たとえば位置関係が「自機→味方機→敵機」という味方が間にいる配置の場合、
たとえ敵機にロックオンをしていたとしても、着弾するのは味方機になります。
一番近くにある熱源が味方機なのですから当然といえるでしょう。

飛行している時、レーダー波照射の断続音が鳴ることなく突然ビーというロックオン警告音が出たことがあると思います。
他にも明らかにロックオンされるはずもない距離からエセックスの対空ミサイルが突然着弾したこともあると思います。
これは「ロックオンされていないミサイル」が飛んできたことを示しています。
ロックオンされていないミサイルはそのまま飛行しますが、射程に達する前に手近な熱源を感知した場合、
その熱源を目標として認識して追尾を開始するのです。
こういったミサイルは非常に着弾確率が高いと言えるでしょう。
たとえばエセックスのミサイルですが、これは最大でオマーン湾のクレーンがある
中央拠点近くを飛んでいたハボックに命中したのを目撃したことがあります。
おそらくエセックスのCIWSに乗っていた人が敵にに撃って外れたミサイルの誘導圏内に偶然入ってしまって着弾したのでしょう。
■注意■製品版ではこの仕様は最新パッチでかなり改善されています。偶然射線に入ったとき以外に命中することはありません。

これらの特性を逆手にとって攻撃をしてみましょう。
つまり、後ろに着いた場合に対地モードのままロックオンを行わずに「だいたいこの辺に飛んでいくだろう」と予測をして、
最低限の対空ミサイルモードで発射し、すぐに対地モードに切り替えることです。
こうすれば敵機内部の対空ミサイル警告はレーダー波照射警告はおろかロックオン警告すらも
ミサイルが発する物のみという本当の意味で最低限しか警告しないので
敵も、よもや自分に向かってミサイルが飛んできていることをほとんど知ることなくミサイルの接近を許すことでしょう。
もちろん少しでも回避が遅れた場合には被弾することになります。

■注意■製品版ではこの仕様は最新パッチで対空ミサイルの精度が劇的に向上しているので意味がありません。とにかく迅速にロックオンし、ロックオンしたら相手のフレアの切れるのを読んで可能な限り速く撃つのが良いでしょう。

画像
←対地モードのまま接敵し、充分近づいたら瞬間的に対空モードに切り替えて発射。この距離まで接敵できればミサイルは赤外線誘導に切り替わって自律誘導で突進するので、ロックオンを待つ必要はない。理想としてはこれの半分くらいの距離まで詰めたいところ。可能であれば左右に装備されているミサイルの弾道が敵の後方排気にうまく当たるように首を振りつつ発射できればさらに理想的。

これはフランカーなどのミサイル4発装備など装弾数が少ない機体の場合に特に有効です。
フルクラムのように6発装備機の場合には対地モードにする必要さえありません。
対空モードに切り替えてそのまま敵を追尾しつつ6発全弾発射しましょう。
敵の旋回半径の内側に回り込むほどにしっかりと追尾ができている場合、
このタイミングなら確実に敵機を撃墜することができます。

最もスタンダードな手順としては、対地モードで背後に接近、
初弾ミサイルの軌道上に敵を納めてから空対空モードにして連射、そのまま連射しつつロックオン、
敵が回避行動を取ったらその方向に向かってアフターバーナーを吹かせて内側に回り込みつつ
ロックオン状態を維持したまま連射を続ける。
(感覚としては敵の影よりも照準が先を行っていて、かつロックオンが外れるギリギリの距離)
これで相手の対応が少しでも遅れたらだいたい撃墜できます。
アフターバーナー残量が切れている場合などは確実です。

相手が気付いて旋回運動に入ってしまったら少々面倒です。
とにかくアフターバーナーを調整して相手の内側に回り込んでください。
相手のアフターバーナー残量が切れたらしめた物です。
そのまま接敵してミサイルをたたき込みましょう。
内側に回り込んでいる状態なら6発中1発はだいたい当たるもんです。
逆に言うなら、自分が当てられたくなければ非常時に備えて
アフターバーナーは無駄遣いせずに温存すべきということでもあります。

(注意)
射手がロックオンをする前に発射されたミサイルは近くに敵がいても熱源を感知することなく直進します。
ロックオン状態で発射された場合にのみ敵味方関係なく誘導を開始してしまいます。
これを逆手にとって、地対空ミサイルなどで直近にいる敵を撃つ場合にはロックオンをせずに照準に納めて撃つというのが順当な方法です。
無誘導状態でも近接信管は作動しますので。



■対ヘリ戦闘

戦闘ヘリへの攻撃は非常に難しい物です。
ヘリの熱源は小さいこともあるのかミサイルがあまり誘導してくれず、
少し機動をされただけで外れてしまいます。

ヘリへのミサイル攻撃方法は、まずロックオンをして敵にロック警告音を聞かせます。
するとフレアを発射すると思いますので、そのフレアが消えるのを見計らってミサイルを発射するという手順でしょう。
ですが、やはり少しの機動をされただけでミサイルは外れます。
ぼんやりと低速飛行をするヘリパイロットであるか、
角度がきっちりと理想的な状態でないとまず着弾することはないでしょう。

ですので、ヘリに対しては機銃攻撃を行った方が良いと思います。
ヘリは速度も遅く地上付近を飛んでいることが多いために地面のオブジェクトに紛れて目視で発見することは困難なので、
空対空モードで索敵をして、ヘリを発見したら即座に空対地モードに切り替えて警告音を鳴らせないようにして射撃します。
別に空対空モードでも構いませんが、警告音が鳴っている時には普通のヘリパイロットならフレアだけではなく回避運動も入れるものです。
そんなことをされたらなかなか当たらなくなりますので、ここは空対地モードで行きましょう。
警告音が鳴っていない状態のヘリは回避行動を取るのが確実に遅れます。
その隙にできる限り機銃弾をたたき込んでおきましょう。
だいたい3往復もその方法で機銃をたたき込めば撃墜できるでしょう。

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←対地モードで射撃されているために、ヘリのパイロットはどこからどんな手段で撃たれているのか判断できない。

それでもあえてミサイル攻撃を行おうという場合、
高い位置からの逆さ落としでミサイルを撃ち込むという方法があります。
ヘリのフレアは周囲に拡散するように発射されますので、真上から逆さ落としでミサイルを発射した場合、
位置関係が「自機→ヘリ→フレア」という状態になり、 ミサイルはたいしてフレアの炎に幻惑されることなくヘリに向かって飛んでいきます。
ですが、これも角度が甘かったり高速機動をされたりすると、やはり外れますので難しいところ。



■敵ミサイルからの回避

敵のミサイルが着弾するにはいくつかの条件があります。
有効範囲内にミサイルが入って近接信管が作動する(直撃する)+回避運動が間に合わないという状態なわけですが、
要はこの状態を作り出させなければいいわけです。
とにかくレーダー波照射警告が出たら即時背後視点に切り替えて追尾されていないか確認、
もちろんロックオン警告が出たらどんな状況であろうとすぐにアフターバーナーを吹かせて全力旋回を行ってください。
この回避運動の際にアフターバーナーがどれだけ残っているかで生存率は決まります。
相手の方がアフターバーナー残量が多く、ミサイルが多く残っていたら確実にやられます。

しかし一番のキモとしては、常に旋回運動を繰り返すことです。
BF1942と違ってBF2の飛行機は旋回を繰り返してもそうそう機速が落ちたりしませんし
アフターバーナーで即時加速もできますので、ガンガン振り回しましょう。
前述の通り対地モードで接近してくる敵も警戒しなくてはなりません。
今のところこのレーダートリックに気付いて使っている人は数えるほどしかいませんが一応。
空港や揚陸艦に帰投するためなどに直線運動することが多い際には視点を背面に切り替えて背後を警戒しつつ飛びましょう。
■注意■製品版ではこの仕様は最新パッチで対空ミサイルの精度が劇的に向上しているので意味がありません。後ろに付かれたらフレアが残っていない限り確実にやられます。見つからないようにすること、敵を先に見つけるようにすることが何よりも重要です。もしくは、どうせ飛行機はすぐにリスポンするので、死ぬことを覚悟の上で対地攻撃に専念するかです。

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←帰投時などの直線飛行をすることが多い状況が一番危ない。常に背後視点で飛行するなどの警戒が必要。そして可能な限りアフターバーナーを吹かせて、敵機に接近させないようにする必要がある。




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