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★司令官(COMMANDER)になってみる。

最初に言っておきましょう。
司令官は記憶力がないと駄目です。
あと根気と反射神経も必要。
何を馬鹿な…と思われる方は、一度でも司令官をやってみれば分かると思います。

司令官とは、戦場で唯一全ての戦況を把握する能力を持つ事のできる唯一の職種です。
レーダーで戦場の敵の配置を把握して味方の分隊に指示を出しつつ
スポット機能や無人偵察機を使用して各兵員に敵の位置を知らせる。
そうやって戦場を統括して指揮を執るのが司令官の役割です。

有能な司令官のいるチームが確実に有利になるのは間違いありません。
味方は敵の接近や裏取りを事前に察知することができ、先回りをして待ち伏せすることができるのですから。
前作のBATTLEFIELD1942では英雄的活躍をする人間が何人かいれば勝利することも可能でしたが、
今回のBF2ではそうはいきません。
たとえ兵の能力が優れていても、自軍司令官と分隊長が無能で敵司令官と分隊長が有能だった場合には
ひたすら本拠地に押し込まれてしまい、それこそ何もさせてもらえなくなる事態すら想定できるほどです。
重要!
 司令官は前線で戦って敵を倒してもポイントは入りません。司令官が獲得するポイントは味方が戦闘で得たポイントの平均です。そして、勝利者側になった時にはそのポイントが二倍になるというシステムになっています。ですから、司令官が武器を使用して前線で戦うことには全く意味がありません。ですから司令官に着任した場合、どこか安全な場所に隠れて司令にのみ専念するようにしましょう。



■司令官に立候補する。

分隊長は誰でも着任することができましたが、司令官は立候補をして各員に信任されなくてはなりません。
否任されれば着任することはできないのです。
ラウンド開始時に司令官の立候補を呼びかける黄色いメッセージが出ていますので、その間に立候補をしましょう。
…といっても、現在はどのサーバも受付画面が10秒程度の短い時間設定になっているので
ロード時間が遅いパソコン性能の人の場合にはその画面を見ることもなく司令官が決まっているという状態で、
もはや早い者勝ちという傾向が強いのですが…。

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では立候補の手順です。
まず最初にCapsLockを押してSQUAD画面を表示させ、COMMANDER項目にあるAPPLYを押します。
これで立候補が完了します。
他に立候補者がいない場合には自動的に信任されて司令官に着任することとなりますが、
立候補者が複数いた場合には、階級かスコアが上の人間が着任することになります。

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あなたが信任された場合、このメッセージが表示されます。
上記例では
「あなたはMEC側の司令官として受け入れられました。
 着任する場合にはPageUpを、しない場合にはPageDownを押してください」と書いてあります。
当然、PageUpを押しましょう。

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受け入れれば晴れて司令官として着任することとなり、
ライフゲージの上に司令官を示すCOMMANDERの文字と★マークが名前に付加されます。
基本的に司令官の兵科は修理兵(ENGINEER)を選択してください。
後述しますが、指令施設を防御修理するために必須の兵科です。
では、修理兵でリスポンしたら、まずどこかに隠れてください。
司令官は死亡している間は味方に対して指示を出すことができませんので、死ぬわけにはいかないのです。
敵歩兵や爆撃にも耐えうるバンカーの中などに避難しましょう。



■司令官にできること。

司令官に着任して安全なところに隠れたら、まずCapsLockキーを押してCOMMANDER画面を出しましょう。
分隊長の時はSQUAD画面が出ましたが、今度はCOMMANDER(司令官)画面となります。
このCOMMANDER画面で、敵の発見、砲撃、補給物資の投下、味方への敵位置の通知、各分隊長との通信を行います。

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COMMANDER画面は全体パップと指令ボタン、マップ表示エリアと、下部の表示変更ボタン類などから構成されています。
まず下部のボタン類を説明しましょう。
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右のマップ画面には全体マップと味方の配置などが表示されており、
このマップは通常のマップと同じくNキーやマウスホイールで拡大縮小が可能になっています。
しかし通常のマップと違うのは、衛星画面モードとも言えるくらいまで
地上オブジェクトすらも見えるレベルまで拡大可能ということです。(下記画像参照)

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このメインマップ上で右クリックをすることによって拡張メニューを呼び出すことができます。
ここで司令官は主要な操作を行うこととなります。

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・ZOOM
 マップの拡大縮小を行いますが、マウスホイールで代用できるので使用することはないでしょう。

・SPOTTED
 敵を発見した場合にカーソルをあわせて選択するとマップ上に敵を表示します。
 最も使用頻度の大きい選択肢でしょう。

・ARTILLERY
 砲撃を行います。

・UAV
 無人偵察機を飛ばして、周辺の敵を表示させます。

・SUPPLIES
 パラシュートで補給物資コンテナを投下します。

・MOVE〜MINE
 分隊長編で示したとおりの動作を、各分隊長に指示するために使用します。

主たる操作は以上ですが、これから各項目の使用方法と分隊長との連携についてお教えします。



■司令官の作業の流れ

司令官の行動は基本的に以下の流れに沿って作業することとなります。


・第一段階
 SCANを実行して敵のだいたいの位置を捕捉。

・第二段階
 味方が攻撃しようとしている道程や、裏取りに来ている敵の周辺にUAVを飛ばす。
 味方が敵拠点などに突入しようとしている場合、砲撃を実行して敵を殲滅する。

・第三段階
 UAVで対処しきれなかった裏取り兵などの位置を拡張メニューのSPOTTEDを使用して各個に表示させて警告する。

・第四段階
 各分隊長に攻撃や防御、移動指示を出す。

・随時
 敵の航空機や特殊部隊兵に指令施設が破壊された場合に補修をする。(後述)


こういったサイクルで司令官の戦いは続いていきます。



■各作業の詳細(SCAN)

まずは最初にSCANを行いましょう。
SCANとは、画面を捜査して敵の位置を一時的に表示する機能です。
画面左上にあるSCANというボタンを押してください。

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押すとボタンはこの様に変化をして、現在準備中であることを示します。再度SCANを実行するためには、このメーターが右端まで行ってオンライン状態にならないと使用することはできません。

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SCANボタンを押すと黄色い波のような物が画面の左から流れてきて、順番に敵を表示していきます。
ぼんやりとした赤い表示が画面にたくさん出ていますが、これが敵の位置を示しています。
この表示は10秒ほどで消えてしまいますので、この敵の位置をしっかりと記憶にとどめておいてください。
この赤い光点は司令官にしか見えていませんので、味方に通知するためには個別に知らせてやる必要があります。



■各作業の詳細(UAV)

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次に敵の多いところにUAVを飛ばしましょう。
UAVには小型のレーダーが装備されていますので、至近距離の敵を表示してくれます。
黄色いレーダー波がくるくると回転し、そのたびに敵アイコンが浮き上がって位置を兵士に知らせてくれます。



■各作業の詳細(SPOTTED)

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UAVは一カ所にしか出すことができませんので、同時に複数の敵接近警報を出すことができません。
これには個別に拡張メニューでのSPOTTEDを使用することで対処する事になります。

まず赤い光点が表示されていたと思われる地点を
左クリック指定してからマップを拡大し衛星画面モードにして敵を探します。
(ただ、どの拡大モードでも一応SPOTTEDを使うことはできます)
見つけたら、その敵にカーソルをあわせて拡張メニューからSPOTTEDを選択します。
位置は確実にあわせる必要はなく、だいたいの位置で大丈夫です。
すると、敵のアイコンが表示されて、他の兵士にも敵がマップ上に表示されるようになります。
裏取りに敵が来ている時などに使用して敵の位置をSPOTTEDして、近くの分隊に拠点防衛を指示しましょう。

このSPOTTEDをどれだけ出せるかに司令官の質は決まってくると思っていいでしょう。
多く出せれば出せるほど、味方は敵の動向を把握することができますから
後ろに回り込んで撃つなどそれだけ有利に戦いを進めることが可能となるのです。
これはSCAN時にどれだけ敵の位置を記憶できているかにかかっています。
ボーッと見て、2〜3の敵位置しか記憶できないようでしたら、非常に効率の悪い報告となってしまうでしょう。

なお、このSPOTTEDはSCAN直後の赤いぼんやり光点が出ている時には指定することができません。
ぼんやり光点が消えてからのみ味方に見えるような指定が可能になりますので注意してください。



■各作業の詳細(ARTILLERY)

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指定された地点に対して砲撃を行います。
これらは強力な支援攻撃ですが、発射後の装填に大変な時間がかかります。
ここぞというと気概には発射せずに我慢した方が得策です。
なお、兵士として参加している場合には、この砲撃の赤いマークが表示された時には近づかず、
砲撃が完了してから突入するようにしましょう。



■各作業の詳細(SUPPLIES)

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補給物資の入ったコンテナを投下します。
このコンテナに近づくことによって兵士の治療と弾薬の補給をすることができます。
また、戦車などの兵器を補修することも可能になっていますので、
要請があった時には即座に落とせるようにしておきましょう。
使いどころとしては、防衛戦や拠点攻略の時に自軍戦車隊の近くに投下してやるのがいいでしょう。
敵の旗の下に潜り込んだ戦車の近くにコンテナを投下してやれば、
その戦車の生存率は飛躍的に上昇して旗も取りやすくなるでしょうから。
逆に言えば、自軍陣地の中には投下してはいけません。
敵戦車が突っ込んできた時に取り返しの付かない事態になりかねません。



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砲撃、UAV、物資コンテナ、以上の指令は通常画面でも出すことができます。
分隊長専用ラジオチャットと同じTキー押しで上記のラジオチャット選択画面が出ますので、
あとは同じような手順で指定してください。
でもこれはまず使用することはないでしょう。
司令官が敵の見えるほど近くの前線に行って攻撃するだなんていうことは非効率極まりありませんから。



■分隊長との連携

分隊リストをクリックして指示を出すことによって分隊を指揮することができます。

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右から一番目のアイコンは分隊番号を示し、
二番目のアイコンは命令の伝達状況を示しています。
黄色い「!」マークは、分隊長から司令官に対して次はどんな行動を取ればいいのか聞いてきていることを示しています。
緑のチェックマークは出された命令を了承したことを、赤い「X」マークは命令が拒否されたことを示しています。

そのほかのアイコンの見方はだいたい分かると思いますので省略します。



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分隊に指示を出す場合、COMMANDER画面左の分隊リストから指示を出したい分隊をクリックして選択し、白くなったことを確認します。(分隊リスト以外でも、マップ上の分隊長アイコンをクリックすることによっても選択することは可能です)
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指示を出したい場所までカーソルを持っていって右クリック拡張メニューからATTACKやDEFFENDなどの指示を選択してください。
指示が完了すると、★マークの付いた命令アイコンが画面に表示されて指示が発令したことを表示します。

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すでに命令が発令されている場合には、この様な表示になります。
既存の命令は通常のアイコンで、新命令については★マーク付きのアイコンで両方表示されています。これは分隊長が命令を承認すれば既存命令のアイコンは消滅し、新アイコンの物と置き換わることになります。もちろん命令が拒否された場合には新命令アイコンが消滅します。



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逆に分隊長から要請を受ける場合もあります。
砲撃、UAV、補給物資の投下などの要請がそれで、マップ上にこの様に黄色い表示がされます。この例では分隊長アイコンに隠れて見えませんが、補給物資投下の要請が行われていることを示しています。要請を受ける場合には、この黄色い表示の上で右クリックをして出てくる二択メニューで「APPLY」を選択してください。自動で要請された行動が開始されます。



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分隊リストの一覧を右クリックすることによって、ラジオチャットを自動で出すことも可能になっています。ラジオチャットを出したい分隊の上で右クリックをして、出てきたメニューの中からメッセージを選択してください。それぞれの意味は以下の通り。

Commend Squad=「良くやった(賞賛)」
Rebuke Squad=「駄目だ(非難)」
Follow Orders!=「命令を遂行してください」
Move! Artillery!=「砲撃が始まるので、待避せよ」
Artillery Available=「砲撃準備完了」
Supplies Available=「物資投下準備完了」
UAV Available=「UAV発進準備完了」
Sorry=「すまない(謝罪)」
Divide squad=「チームを二つに分けてください」



■司令施設

司令官が使用できる機能は、それぞれ地上に配置された施設によって実現されています。
ですから、これらの施設が破壊された場合には、その機能は使えなくなってしまうのです。

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破壊された施設はマップ上で黄色く表示されて、使用不可であることを示しています。この状態では司令官ができることに大幅な制限が付いてしまいますので、直ちに修理をして使用可能状態に戻しましょう。

修理をするといっても、耐久度を完全に回復させる必要はありません。煙を噴いていてもとりあえず動作している状態にまで回復させれば機能は使用できるようになりますので、完全回復にはこだわらず、できる限り早くCOMMANDER画面に戻りましょう。

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無人偵察機指令塔(UAV)
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レーダーシステム(SCAN)
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MEC側重砲(ARTILLERY)
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USMC側重砲(ARTILLERY)
USMC側のレーダーシステムと無人偵察機司令塔は強襲揚陸艦エセックスの艦上にあります。


さて、今までの説明を理解されているからならおわかりかと思いますが、一番重要なのはレーダーシステムです。
これが破壊されればSCANシステムは使用不可能になり、敵の状況を知るためには
当てずっぽうでUAVを飛ばすか、衛星画面モードでいちいち全部の地表を探すしかなくなってしまうからです。

デモがメインの現在の状況においては敵地に潜入して破壊工作をする場合、
何かと重砲を先に破壊する傾向が見られるようですが、これはあまり良い選択とはいえません。
レーダーシステムを潰してSCANを封じさえすれば、
敵司令官はどこを砲撃したいいいのか、どこにUAVを飛ばしたらいいのかも分からなくなるのですから、
まず最初に破壊すべきはレーダーシステムなのです。

そして自軍の施設が破壊された時には即座に修理しましょう。
敵の侵入が激しすぎて修理中にすぐに殺されてしまってどうしようもない場合には、
補給物資コンテナを施設の近くに投下するという手もあります。
このコンテナは兵器の修理をすることもできるという特性がありますので、
施設の近くに投下すれば自動で修理をしてくれるという効果があるのです。
しかしながら、敵の特殊部隊兵が残っている場合にはどんなことをしてでも殺しておきましょう。
でないと、投下したコンテナからC4を潤沢に補給されてしまい、
さらに別の施設までもろとも破壊されてしまう可能性すらあるからです。

どうしても敵が多すぎて修理兵ではどうにもならないという場合には、
アサルトなどで駆逐してから修理し直すしかありませんが、
可能でしたら修理兵のまま戦車やAPCに乗ってください。
そしてその戦車のまま指令施設の近くに行けば自動で修理することが可能です。
最も良いのは敵陣地の戦車などを奪って本陣に持ち帰り、
そこで戦車に乗ったまま指令する方法です。
これなら破壊されても比較的安全に修理することも可能ですし、
味方の兵器を占有して戦力を損なう愚も犯さずに済みます。
とはいえ司令官の職務を放棄して前線に戦車を奪いに行くのは現実的ではありませんので、
あなたが司令官ではなく一般兵である時には、司令官のために戦車を本陣に持ち帰ることをしてもいいかもしれません。



■司令官から見た、望ましい分隊

実際に司令官をやってみれば分かることですが、いちおうここに記しておきましょう。


・1〜2人の小規模分隊は非常に使いにくい。
 分隊はあくまでも分隊長は戦闘に参加せず移動式リスポンポイントとして機能することによる
 積極的な攻性の集団として使用することに意義がありますので、二人程度しかいない小規模分隊の場合には
 複数の小規模分隊をひとつのユニットとして同一拠点に配置して
 守りに使うしかないというのがシステム上の現実です。
 二人分隊ですと、分隊長が隠れてしまったら実働兵士は一人しかいません。
 こんな分隊ではよほど手薄な拠点でない限り旗取りもおぼつかないでしょう。
 分隊長は積極的に新規隊員を募集してフルメンバーに近づけた方が
 司令官としても分隊を前線で運用しやすくなります。

・突撃兵や衛生兵などの突撃系兵科中心の攻撃型分隊が欲しい。
 突撃兵科中心の分隊は非常に使いやすいです。
 旗取りの仕事に割り当ててやれば高確率で任務を遂行してくれますので、非常にありがたい存在です。
 もちろん分隊長は衛生兵で。
 逆に狙撃兵や支援兵が多くいたりする分隊は任務の失敗率が高すぎて、
 隊員数が多くても後方拠点防衛くらいにしか使えなかったりするのです。

・飛行機乗りや戦闘ヘリ乗りは個人分隊を組んで欲しい。
 裏取りが来た時、近くに指示の出せる分隊がいない場合が希にあります。
 SPOTTEDで指定しても、近くに味方がいない場合には
 ミニマップ上に表示されないのか気付いてももらえないことも多いのです。
 こういった場合に飛行機乗りが個人分隊を作製していると、
 「旗の下に敵がいるから爆撃してくれ」との指示が出しやすいのです。  飛行機やヘリは迅速に目標地点に到達できる兵器ですので、
 飛行機専門でやっている人は分隊の空きに余裕がある場合は分隊を作って乗って欲しいものです。
 なお、飛行分隊作製時には他の人が入ってこれないようにロックをして分隊作製をした方がいいかもしれません。
 それとマメにSQUAD画面を確認して、分隊構成に空きがあるかどうかも確認した方がいいでしょう。
 他の人が主力となる地上分隊を作製しようとした時に個人分隊がロックされて作られていると困るでしょうし。



■司令官の辞任と罷免

司令官を辞めるには先述の通りCOMMANDER画面の右下にある「RESIGN」ボタンを押せばやめることは可能です。
しかし、一度着任したからにはラウンド終了まできちんと勤め上げましょう。


また、司令官が投票によって決められるのと同じように、
一般の兵士の投票によって司令官を罷免させることもできます。
それが反乱システムです。

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SQUAD画面を開いてCOMMANDERと書かれた右にある「MUTINY(反乱)」ボタンを押してください。
司令官が全く指示を出さずに砲撃しかしなかったり、司令官でありながら戦闘機や戦闘ヘリに乗って何もしないなど
システムを全く理解していない人間の場合にこの反乱ボタンを押して罷免決議を出しましょう。
賛成票が規定数に達すると現在の司令官は罷免されて司令官は空席となります。



■戦闘指揮例

ここでは実際の戦闘指揮例を紹介しましょう。
下記画像の例を取って、この場合の戦場の状況を説明します。

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まず戦況を把握するためにSCANボタンを押しましょう。
これで現在の戦場の状態を推測することができました。
自軍はMEC側です。

現在、東のホテルに敵前衛部隊が到達して攻撃を受けている最中で危険な状態です。
味方はソロ兵と分隊長を失った隊員が合わせて4名存在していますが、敵の位置をはかりかねているようです。
旗は白旗になってしまいましたが、まだ白旗になったばかりの上に
旗下の敵兵は1名のみですのであと20秒は持ちこたえられるはずです。
また敵兵は密集度から分隊の可能性があり、その場合はホテル脇に隠れている敵兵が分隊長である可能性が高いです。
まずこのホテル周辺で味方のソロ兵が敵の後ろを取れるようにするために位置を明確にする必要があります。
直ちに旗の周囲にUAVを飛ばして、敵の位置を表示させましょう。
同時に兵力がフルメンバーに近い7分隊が飛行場で遊兵になっていますのでホテルに向かうよう指示を出します。

重砲は次弾を装填中ですし、仮に発射可能であったとしても、現在は砲撃をするタイミングではありません。
無駄に敵拠点に対して砲撃した場合、どうしても必要な時に装填中では話になりませんので我慢しましょう。
重砲の装填には非常に時間がかかるために、発射可能になったらすぐ撃つような運用方法では
全体的にチャンスを逃しがちになります。
ポイント稼ぎのために重砲を撃つような司令官は無能な司令官の象徴ですので、控えるようにしましょう。

そして中央丘の拠点に敵兵が数名接近してきています。
至近にいるのは一名だけですが、分隊長である可能性も否定できませんので
放置をすると複数に脅威が増大する危険をはらんでいます。
また、南東の地域にもホテルに向かって敵兵が徐々に近づいてきているのが分かります。
これらも時間を追うごとに危険度が増していきますので、味方に敵位置の通知をしなくてはなりません。
MEC飛行場へ向かう道にも敵のジープらしき高速の移動物体が見えます。
これらは指令施設の破壊にやってきた敵兵の可能性が高いです。
UAVはすでにホテルで使用してしまっているため、
SCAN結果時の記憶を頼りに各位置をズームして衛星画面モードにし、
目標ごとにSPOTTEDで個別にマップに表示させてやりましょう。

これらのマップ配置状況からすると、
敵の構成は大規模分隊の主力数は1もしくは2であり、ほとんどの兵士が小規模分隊かソロ兵であると推測できます。
USMC側の戦線は大きく広がり突出能力に欠けるために
ホテルに展開している分隊と思われる集団を除けば防御はたやすく、攻撃は容易と考えられます。
以上のことから現在は攻勢に出るよりも防御に徹して戦線の回復を行うべきと判断できます。
各分隊に指示を出してホテルを中心に各拠点に味方を配置し、戦線の維持に努めましょう。
あらかた突出した敵兵を掃討し全ての味方拠点が持ち直したら、
分隊配置を考え直して裏取りなどをさせるようにしましょう。

この分隊構成の場合ですと、戦線が持ち直したあとに
突撃系兵科で編成されている最も頼りになる7分隊に西拠点の裏取りへ行かせて、
他の小規模分隊は防御に回した方が良いでしょう。
西の奪取に成功したら7分隊はそのまま西防衛任務を与えて死守させ、決して突出しないようにします。
UAVを西と南中央の中間点に配し、砲撃を加えて7分隊を支援します。
その間に現在3名構成の3分隊にチャットで呼びかけて新規隊員を募集させフルメンバーとしたところで
現在は狙撃兵や修理兵という支援系兵科を突撃系兵科に武装変更させた上で東取りを指令します。
この状況下ではUSMC側はなんとか西を取り返そうと躍起になっているはずですので、
兵力が密集してくるのは主に南中央拠点で、東は手薄になることが多いからです。
きちんとUAVと重砲による支援砲撃をしていれば、仮に全軍突入を受けても
突撃兵兵科で編成されている最強の7分隊が突破される可能性は非常に低いです。
その7分隊に手間取っている間に東を頂くこととなります。

東を取ることができたら、あとは砲撃でボコボコに叩きつつ補給物資コンテナを投下したあとに
戦車で東西から押し込んで南中央を抑えれば終了です。
もちろんヘリによる裏取りなどは警戒をして、状況に応じて砲撃や指令で対処しましょう。

…と、こんな感じに推理想像しつつ行動を指示していくのが司令官の仕事です。
実に地味な作業ですが、司令官が優秀なのとそうでないのとでは雲泥の差が出てきますので、
司令官に着任した人は記憶力と推理力をフルに活用して頑張りましょう。



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