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<飛行兵道場>


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飛行機。
それは漢のロマン。(そうか?)

ここでは飛行機初心者のためのハウツーを解説していきます。
飛行機を乗りこなすためには、かなりの練習が必要となってきます。
休日を利用して、シングルプレイで徹底的にやりこむくらいの覚悟が必要ですね。

わたしも最初はジョイスティックでなくてもジョイパッドで充分と思っていたのですが、ためしに買ってみてやり込んだが最後、
その絶妙な操作感覚に没頭。辛く厳しい修行の結果、豆粒のような人間やジープすらも銃撃可能に。
過去の認識は井の中の蛙だったと気づき、もう以前の状態には戻りたくないとさえ思っています。


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ただ、購入する際に気を付けなくてはならないことがあります。
それは必ず「4軸」ジョイスティックを購入するということです。
ジョイスティックには3千円ていどの安物の中には3軸ジョイスティックが多々見受けられます。
軸というのは次の通り。 上下(エレベーター)、左右(エルロン)、ツイスト(ラダー)、スロットルの4軸です。
3軸ジョイスティックはこのツイストがないためにラダー入力ができません。
そうなると微調整が不可能になりますので、戦力的に大きな減少となりますので。

さて、いよいよ練習です。
最初に断っておきますが、はじめからまともに飛べるとは夢にも思わないでください。
1時間は水平飛行やターンのコツを掴む。
2時間でターンしながら上下の調整を覚える。
3時間で低空飛行をマスター。
4時間で低空飛行しながらの蛇行を修得。
5時間で低空飛行でターンしながらの機銃掃射といったところです。
もちろん個人差もありますので、覚えの早い人はイキナリでもいいかもしれません。
でもだいたいの人はジョイスティック独特の操作感に付いていけず、まともに水平飛行すらもできないこと請け合いです。
丸一日を費やすぐらいの気持ちで行きましょう。


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最初にジョイスティックの設定です。
ウィンドウズのコントロールパネルからゲームコントローラーのアイコンをダブルクリックしてお使いのジョイスティックを選択してプロパティを押します。
プロパティの上にある調整タブを押して今使っているジョイスティックのキャリブレーションを行ってください。
たぶんデフォルトのままだと、正確な動作は見込めません。(スロットルが80%になっていたりだとかで)

それが終わったらBattleFIeld1942を起動してオプションからコントロールの設定をします。
前に押すと下降引くと上昇、左右がロールなどは当たり前ですし、武装の発射ボタンも同様でしょう。
ですが、一番重要なのはマウスルックの切り替えの設定です。
わたしはこれをトップのボタンの一つに割り振り、右手のジョイスティック・左にマウスを常に掴んでおいて、
適時ボタンをしつつマウスを動かして周りを観察するようにしています。
これをやるとやらないとではドッグファイト時の優位性に大きな差が出てきます。
ぜひとも設定しましょう。
それと知らない方もいらっしゃるかもしれませんが、ラダーは操縦桿を左右にひねることによって操作しますのでここに割り当ててください。


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はじめはマルチプレイでのシングルプレイ?でいきましょう。
通常のシングルプレイではCPUに先に飛行機に乗られてしまい、シングルで飛行機待ちという悲しい状況になりますので。
マルチプレイを選択して適当なパスワードをつけてクリエイトゲームをしてください。
マップはWAKEがいいでしょう。練習には最適のマップです。
マップの入れ替え時間を999分、出撃までの時間などを短く設定し、チケット比率を最大、LAN対戦でゲームスタートをします。


<1時間目>

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最初の練習時に選択するのは連合軍のドーントレス戦闘爆撃機が最適です。
ゼロやコルセアはキレがよすぎて初心者は振り回されてまともに飛べません。
かといって99式艦爆は低速での安定性が悪く、失速しやすいのが難点です。
その点、ドーントレスは引き込み脚で戦闘爆撃機としては高速で低速安定性も高く、ターンする際にも滑り落ちが少ない利点があります。
以上の理由から連合側の飛行場にリスポーンします。


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Eボタンで乗り込んだらタキシング(地上滑走)を開始します。
スロットルを30%位までアップして、障害物にぶつからない位置まで飛行機を持って行って滑走路にまっすぐに合わせます。
方向転換はラダーで行います。ジョイスティックをひねって方向を合わせてください。


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基本的に視点はこのノーズカメラで行いましょう。F9で機内カメラにした後にもう一度F9を押すとノーズカメラに切り替わります。
三人称視点での方が見やすいという方もいらっしゃるかもしれませんが、乱戦になってくると機位を把握するのに困難ですので。

さて、スロットルを全速にして加速していきます。
速度が上がってくると尻が持ち上がって機が水平になります。離陸速度に達した証拠ですので、操縦桿を30%ほど引いて離陸を開始します。
機が持ち上がっても速度は全速に達していません。操縦桿を引きすぎると失速して落ちてしまいます。
充分に速度と高度が稼げるまで直進してください。

なお、ある一定の速度以上になるとラダーは急に効かなくなり、しかも機体に直接受ける風圧の影響で急ターンをしてしまうことがあります。
そうなるとヤシの木にぶつかったり崖下に転落したりとさんざんな目に遭います。
必ず全速にする際には直進で行ってください。


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なお、別に滑走路から離陸しなくてもかまいません。
このように横の崖から飛び降りてその落下中に離陸速度を稼いで水面近くで水平飛行という手も使えます。
駆逐艦からの効力射を受けていて滑走路が使えないときなどはこのようにして離陸します。


<2時間目>

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高度・機速が稼げたらターンを開始します。
操縦桿を左に倒して機を傾け、ある程度まで傾いたらニュートラルに戻します。
そして操縦桿を軽く引いてください。ターンが開始されましたね。

このスクリーンショットでは分かりづらいかも知れませんが、ラダーに注目してください。右に切っていますね。
ターンに限らず、飛行機が補助翼を作動させて起動をするときには空気抵抗が増して機速が低下し、失速状態に陥ります。
機速の低下に伴う揚力の減少を補うため、ラダー操作によってターン中でも高度を下げることなく方向転換をすることができるのです。
このような高空ではあまり必要ない動作ですが、低空飛行の時には必須の操作です。
普段からラダーを調整するクセを付けておきましょう。


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先ほどのターンの状態で、ラダーを逆に切ってみましょう。急激に降下を始めました。
いわゆる木の葉落とし(たぶん)という技で、さらに操縦桿を左に倒して機を逆さまにしてから目一杯手前に引きます。
すると最初の位置から斜めに進行方向が逆になった状態で水平飛行に移ることができます。
しかも急激な落下による加速で一気に敵を引き離して逃げることもできるので、
覚えておくと戦闘機に喰われそうになった時などに重宝する技です。

ラダーを切ってから旋回動作に移るまでのタイミングを変えることによって
様々な方向への脱出が可能になることも敵を混乱させるには有用です。


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別にラダーを使わなくても、このように完全な逆さまな状態に持って行ってからターンすればいいと思われるかも知れませんが、
上級者には簡単に見破られて追尾されてしまいます。
ラダーを使ってタイミングを変えることが何よりも重要なのです。


<3時間目>

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さて、高空での動作に慣れたなら、次はいよいよ低空飛行に移ります。
海面ギリギリまで降下して水平飛行を行ってみてください。
あまり下げすぎると機体が海面に着水してダメージを受けたり墜落してしまったりしますので注意。
車幅感覚ならぬ機幅感覚を磨いてください。
ハットスイッチに視点の変更を設定して、ちょくちょく一人称視点と三人称視点を切り替えて見るのも良い手です。


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低空飛行での水平飛行に慣れたら次はターンの練習です。
WAKE島の周りの海岸線をグルグルと回ってみましょう。低空で水平状態を保ったままターンするにはラダーが主体となってきます。
一杯までラダーを使って緩やかなターンを行ってください。
ラダーでターンをし続けていると機体が傾いてきますので、その辺は適宜調整してやります。
岬の突端など、急なターンが必要な場合は前述の高空でのターンと同じように
機体を傾けてから操縦桿を手前に引いてターンしつつ、ラダーを使って高度が下がりすぎたり上がりすぎたりしないように気をつけてやります。

なぜこんなに低空でのターンにこだわるかというと、対空砲対策のためでもあります。
対空砲は地面スレスレに沿って飛んでいる飛行機を撃とうとしても周りに積んである土嚢が邪魔になって撃てないのです。
低空飛行をマスターすれば、対空放火の射界から避けつつ寸前で上昇して爆弾を叩き込むという方法がとれるわけですね。
また、雷撃機を使う際には低空飛行は必須の条件になってきます。


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慣れてくれば、こんな橋くぐりも楽勝でできるようになりますよ。
といっても、これはそれほどすごい技ではありません。
ミッドウェイの低い橋やガザラの垂直飛行でないとくぐれない橋を制覇してこそ一人前といったところでしょうか。


<4〜5時間目>

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だいたい慣れてきたら射撃の訓練をかねたデリケート飛行の練習です。
WAKE島の周りを時計回りに回りながら、上の写真にある5点の目標に対して攻撃を行います。
止まっているジープを機銃で破壊してみましょう。これは結構難しく、かなり微妙な操作が要求されます。
しかしこれをマスターすれば戦車以外のあらかたの地上目標に対して有効な打撃が与えられるようになります。
以外に上陸用舟艇やハーフトラックや自走砲も機銃で破壊できるので、非常に有用な兵装です。
操作のコツとしては、ラダーで左右の軸線をあわせたあと、エレベーターで上下を合わせてから射撃を開始するといった具合です。

これをこなせるようになってくる頃から、キーボードやジョイパッドでは味わえない異次元の世界を垣間見ることになります。(笑)


<6時間目>

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飛ぶことに慣れたら次は着陸です。
敵機にやられて傷ついたときなど、自分が工兵を選択していれば着陸して直すことも弾薬を補給することもできます。
(飛行機に限らず戦車にしても乗ると決めている時には工兵がベスト)
別に着陸して修理しなくても、ワザと墜落してリスポーンするのを待った方がいいと思われるかもしれませんが、
やはりそれはそれ、「ロマン」がなせる技です。

それに2機しか飛行機が配置されていないマップでは、先に乗った人が一定時間経過すると別の機体がリスポーンされて使えるようになります。
(おそらく最大4機まで増えるように設定されていると思います)
航空戦力が一気に増加して有利に戦いを運べるようになりますので、ダメージを受けたら脱出するのではなく
できる限り着陸して修理して再離陸するようにしましょう。

さて、実践編です。
まず、おおまかに滑走路に軸線を合わせて、ラダーで方向を微妙に調整しながら水平飛行で進入します。
味方機が止まっている場合は、離陸状態に入っていないかなどをネームタグが機体に出るかやプロペラが回っているかを見て確認します。
もし味方兵が乗機して離陸しようとしている際には、いったんパスしてもう一度着陸動作をやり直しましょう。
味方兵が乗っていない場合はぶつからないように滑走路の左端を意識してアプローチします。
スロットルは30〜40%を維持しつつ滑走路と高度を合わせておき、
上の写真くらいまで近づいたらスロットルを後進全速に切り替えます。このように後進切り替えはかなり早めでも大丈夫です。

なお、修理ではなく弾薬の補給だけなら着陸しなくても低空低速で滑走路の上を飛ぶだけで弾を補給できます。


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脚が接地したらラダーで左の方に寄せてやります。
これは味方機が離陸する可能性も考えて滑走路を塞がないためです。


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充分に減速できたと思ったらEキーで降ります。
降りた瞬間に機体にブレーキが掛かり、急停止できます。これを使うことによってごく狭い範囲で着陸することができるのです。


空母の時も同様に着艦します。
じゅうぶん減速し、斜め左に進入して零戦の隣より手前に停止できるように意識してください。
決して奥に着陸し味方機の離陸スペースを防いだりしないように。
あと、柱にもぶつからないように気をつけてください。簡単に爆発してしまいますし空母にもダメージがいってしまいます。


<戦闘機の戦い方>

バトルフィールド1942においての航空機の戦い方について雑感を記しておきます。

まず、対地攻撃の注意点です。
爆弾に関しては速度高度進入角度によって全く変わってしまいますので、各自でシングルプレイの修行を積んでください。
問題は機銃掃射の方法です。

このページの上を見ていただければ大体の射撃方法はおわかりになると思いますが、
機銃掃射に置いて最も重要なのは2点に絞られます。
機銃が効く敵を見分けることと、機銃の射線が交差する点に敵を持ってくるという点です。

機銃掃射が効かない敵、重戦車・軽戦車・対空砲・艦船などには(たぶん)全くダメージを与えられません。
逆に効く敵は、兵士・ジープ・ハーフトラック・上陸用舟艇・航空機・自走砲です。
中でも自走砲は高空から見ると戦車と勘違いしやすく見逃してしまいがちですが、
ターゲット自体が大きく命中しやすく、しかも機銃掃射に脆く簡単に破壊できる飛行機乗りにとっては美味しい標的です。
早めに視認して破壊しましょう。

さて、次の射線の交差点に敵を持ってくるというのは照準の真ん中に合わせるというわけではありません。
実際にゼロ戦で機銃を撃ってみて観察してみてください。
左右の機銃は常に平行に飛んでいくのではなくある距離になると交差していることが分かります。
この交差点に敵が捉えられている時に、機銃は最も大きな威力を発揮するのです。

しかし、交差点に敵を捉え続けるのは容易ではありません。
空対空戦闘で敵機を追尾している時のように一定の距離を保ち続けている状態の時はともかく、
どんどん近づいていく地上目標に対しては無理とも言える事です。

自走砲やハーフトラックを横から射撃する場合は目標が大きいこともあり、
照準の真ん中に敵を捉えていれば大体問題なく全弾が当たるのですが、兵士などの小さな目標に対しては無理です。
兵士を真ん中にしてその左右を機銃掃射のあとが駆け抜けていくという情けない状態が起きがちです。

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これを防ぐために、乗り物に関しては照準の中心、距離に応じて少し右側を狙って撃ってやるなどの対応をすると
非常に有効な機銃掃射ができるということを覚えておいてください。


さて、次は対空戦闘です。
おそらく航空機の急所はコクピットになります。(エンジンも急所のようですが)
エンジンやコクピットに当たった場合はわずか2〜3発で大爆発を起こして四散してくれます。

撃墜するコツは、敵機が旋回動作、もしくは爆撃を終えたあとに上昇動作に入っている場合が最も有効なチャンスといえます。
速度の遅い爆撃機の場合は横から近づいていって旋回動作でこちらに上面・下面を向けたところで撃ちましょう。

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敵機が動作に入った事を確認したら速度を調節して機銃射線交差点に間合いを取ってください。
そして速度から予測して敵機の手前、ばっちり交差点に入っていた場合は機体2〜3機分ほど前に対して予測射撃を行います。
発射し始めたら敵機の速度の半分くらいの早さで照準をずらしていきます。
すると、敵の先端部から中央部にかけてまんべんなく機銃が掃射され、一瞬のうちに爆散します。

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真後ろからはエンジンを狙って一気に叩き込みます。
胴体を撃ってもなかなか落ちませんが、エンジンを狙い撃ちにすればアっという間に火を噴いて落ちていきます。

こういった一撃で撃墜できるチャンスを掴むまで無駄弾は撃たない様にしましょう。
ヘタに弾をばらまくと気付いた敵がパニックを起こして勝手に墜落したり(まぁ、それはそれでいいのですが)、
不規則旋回を繰り返して全くチャンスが失われてしまうことが多々あるので。

どんな上級者でも撃たれたことを確認してから実際の回避動作に移れるまで2秒くらいは必要になる物です。
しかしコクピット直撃なら2秒もあれば爆散しています。
いったん敵の後ろに付けたなら、ここぞというチャンスを掴むために一撃必殺の機会を待ちましょう。

飛行中に後ろを見る人は、一部の上級者を除いては非常に希有です。(たぶん)
じっくりと待ちましょう。



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