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<砲兵道場>

このゲームで以外とおざなりにされているのが砲です。

といっても駆逐艦に付いている物だけではありません。飛行場の内海側にある砲塔や自走砲のことです。
実はこの砲は爆風がものすごく、かなりアバウトな照準でも敵をなぎ倒してくれます。戦車だって紙切れみたいな物です。

ウェーキの場合、特に敵に南の陣地を占拠された時、敵の行動としてもっとも確率の高いのは飛行場への攻撃です。
南西の戦車やハーフトラックを駆使して突撃してきますが、これを飛行場にしにあるDefGunでまとめてなぎ倒しましょう。
面白いくらい簡単に敵が吹き飛んでいきます。ポイントもがっぽりです。

ここにある砲は射界も射程も広く長く、左はレーダーサイトから始まり、飛行場・海岸を除く全ての陣地・トーチカに対して有効な射撃が行えます。
ただし、南西の陣地以外は砲塔から視界に入らないため正確な射撃は不可能です。スカウトのエスコートが必要になります。
F2→F6でボイスチャットの「砲兵隊に標的を指示せよ」が発せられます。その後にF4で始まる位置指定を行い、
近くのスカウトに敵陣地を双眼鏡+右クリックでマークしてもらいましょう。


キャプチャ

さて、それでは砲撃の開始です。砲撃支援要請を出してもいいのですが、なかなか応じてくれることはありません。
こういうときには自らスカウトを選択して自前でマークをして来るに限ります。
とりあえずここでは北の基地二つを攻撃する場合をご説明しましょう。
まず、敵陣地の見える地点まで移動しなくてはなりませんので下の画像の丘まで移動します。
帰るときのことも考えてジープを使った方がいいと思います。


キャプチャ

この丘に登れば敵陣地のが見えますので、双眼鏡に持ち替えて、とりあえずの目標として白い家屋に左クリックでマークをします。
「砲撃を要請する」「砲兵向けの標的がある」などのボイスチャットが流れれば成功です。

ここでは敵の兵士や戦車などに直接マークをする必要はありません。
それどころか戦車や関係のない場所などにマーキングをすると、
移動された場合に砲兵からの視界がスナイパー自身の地点に移動してしまう場合さえあるのです。(条件不明)
必ず近くの家屋や地面などに、とりあえずのマーキングをすることをお勧めします。
地面にマーキングした場合でもちゃんと砲兵に指示できます)


キャプチャ

砲撃支援要請は2分間しか有効ではありませんので全速で砲台に戻ります。


キャプチャ

砲台に入りました。右上のマップを見ると砲撃支援要請が出て視界が黄色く表示されていることが分かります。
この状態では敵陣地が全く見えませんね。


キャプチャ

右クリックをしてみて下さい。画面が暗くなったかと思うと、
先ほどマークした場所から少し上空から見たような画像がゆっくり出て、敵陣地が丸見えになりました。
もちろんもっと近くでマークしてくればもっと大きなはっきりとした状態で敵陣地を視認できます。

この画面には黒の十字と白い円が表示されています。十字はマークした中心点です。
円の外周に表示されている戦車のようなアイコンは砲台の情報です。(下図)
この戦車マークの砲塔が現在砲が向いている方向を示しています。この図ではほぼ目標に向いています。

キャプチャ

マウスを動かして砲台を回すとアイコンも回りますので、砲塔の方向と仰角を円の中心にある十字マークに合わせてください。
この陣地の場合、仰角20度、旋回角20度ちょいでだいたい設定します。


キャプチャ

設定を終えたら発射!


キャプチャ

とつぜん画面がスクロールを始めました。これは弾の軌跡を追っています。着弾の参考にしてください。
このスクロールは砲弾を中心にとらえていますが、いったん着弾すると次は本来の目標であるスカウトがマーキングした標的に向かって移動します。
スー(砲弾飛んでる)、カックン(着弾)、スー(本来の目標に移動)、ピタッ(本来の目標)。という感じに動きますので、
着弾の炎などが見えない場合は、このカックンの位置を把握することで手前の丘などの障害物にいきなり当たって目標に届いていない事が分かります。
全く関係のない方向にスクロールしてから目標に戻ってくるときには、大きく旋回角がずれているということになります。


キャプチャ

敵のDefGunを狙ってみたのですが、初弾は惜しくも外れてしまいました。
このように着弾点がずれていた場合は旋回角などを変更して再発射です。


キャプチャ

今度は真ん中に直撃!
DefGunが火を噴いています。


キャプチャ

元の砲台の画面に戻ってしまいました。残念、時間切れです。
でも、砲塔方向は固定できましたので、マップを確認して味方がいない間は撃ち続けましょう。

また、時間切れの他にマークをしてくれたスナイパーが殺された場合も射爆観測は消えてしまいます。
スナイパーは死なないように気をつけてマークしましょう。
ただ、この例を見ても分かるとおり、スナイパーは一度マークをしたらその場を動いても構いません。
本人が死なない限り砲撃支援要請は有効なままで維持されます。
実戦で自分が砲撃支援要請を出した場合は、敵に見つからない安全な後方に移動して砲撃を見守りましょう。


もちろん駆逐艦の後部砲でしたら、もっと効果的な砲撃が可能です。(ただし前部砲塔からは不可能)
なんせ都合で四連装です。
スカウト・船長・後部砲との効果的な連携がばっちり合うと、恐ろしいほどの戦力です。
砲撃支援要請が受けられる兵器は、DefGunのほか、戦艦(前・後部砲)、駆逐艦(後部砲)、自走砲、連装ロケット砲などがあります。


キャプチャ キャプチャ キャプチャ

特に自走砲はバルジの戦いやトブルクなど戦闘機の出てこないマップで大きな戦力となります。
川越しに侵攻してくる戦車を破壊しまくりましょう。

ただ、覚えておいていただきたいのは戦車と違って自走砲というのは大変もろいということです。
対戦車バズーカはもちろん、機銃ですらも破壊されてしまうほど弱い物なのです。せいぜいハーフトラック程度の防御力になります。
たまに自走砲を戦車のようにして突撃している方を見かけますが、あれは自殺行為のうえ戦力の無駄使いです。ただちにやめましょう。

それと自走砲は二人乗りとなっていますが、基本的には一人で運用します。
前部座席に座って木陰や家屋の隣など遮蔽物のある安全な場所に移動してから、数字キーの2を押して後部座席に移ります。
そしてF2→F6を押して「砲兵に標的を指示せよ」と砲撃支援要請を出すように指示します。
運良くスカウトの方が「了解」を返してくれた場合は待ちましょう。砲撃支援要請が出たら右クリックを押して砲撃動作に移る。
こんな感じの運用が効果的になります。

なお、砲撃支援要請が出ている状態での右クリック中は、前部座席に人が座っていなくても
後部座席の砲兵が砲を回す動作をすれば自動的に定置旋回を行って360度自在に砲撃が可能です。(便利)
ですから二人乗っていても無駄なだけです。
すでに自走砲に他の人が乗り込んでいるのを見つけたら自分は乗らないでおきましょう。



<砲撃支援ミスについて>

砲撃支援要請が出されたのを見てデフガンに入っても、
支援をしたと思われるスカウトを真上から覗いているような画面になったことはありませんか?
これは鉄条網や木などを間に挟んで支援要請を行ってしまった際に起こる現象です。

キャプチャ

このような鉄条網ですが、これは鉄線をポリゴンで作っているのではなく、
板状のポリゴンに鉄条網のテクスチャを貼って、鉄条網以外の部分を透明に指定してあるだけなのです。


キャプチャ

ですから、このように鉄条網の前で伏せて砲撃支援要請を出すと…


キャプチャ

こんな感じに、支援要請を出した真上から見たような状態になってしまうのです。


キャプチャ

だから、同じ場所から支援要請を出したい場合には、
いったん立って鉄条網や木の葉などの障害物を避けてから砲撃支援要請を出せば…


キャプチャ

このように、ちゃんと目標が指定されることになります。


キャプチャ

他にも建物の構造物が邪魔になる場合もあります。
このように窓枠のギリギリから支援要請を出すと、窓枠に照準が合ってしまう場合があります。


キャプチャ

照準できているかどうか確認するためにはハンドガンなどに持ち替えて撃ってみましょう。
上のように着弾マークが出てしまう場合は窓枠に照準が合ってしまっています。
見やすい位置に移動してから砲撃支援要請を出しましょう。



<補足>

それとスカウトの方に覚えておいてもらい事があります。
すでに砲撃支援要請が出ている場合に追加で砲撃支援要請を出すと現在砲撃している視界がキャンセルされて新しい視界に移ってしまいます。
攻撃する上で大きな障害になりますので、すでに砲撃が開始されている場合は2分間ほど待ってから再度出すか、
砲兵からのボイスチャットで「砲兵に標的を指示せよ」と要請が出てから出しましょう。

また積極的に砲撃支援要請を出すのもけっこうですが、
場合によっては戦力の低下を招くことも覚えておいてくださいませ。
スカウトで砲撃支援要請を出してくださる方に注意しておいてもらいたいのは、
双眼鏡でマークした物は戦車などの特定の移動目標を追尾する物ではないということです。

一度マークした状態で砲塔に入って右クリックしてもらえれば分かると思うのですが、
砲塔内ではスカウトが双眼鏡で見たまんま(正確には少し上空から)マークした地点を中心に画面が表示されるのです。
つまり、特定の兵器を狙うのではなく一定の範囲を砲兵に見えるようにすることによって幅広い「効力射」を可能にするシステムなのです。
戦車を中心にマークしても砲兵からの視点は戦車を追っかけて移動はしてくれません。

それどころか、戦車が移動してしまうと設定した目標がスナイパー自身の位置に変わってしまって同士討ちになる危険すらあります。
だからマークする際には陣地の家屋や敵が密集して動いていないような場所の地面や敵がリスボーンする近辺の地面をマークしてもらいたい。

よろしくお願いします。
砲兵に愛の手を。

最後に、砲塔に入った人は「カランコロン」という音が鳴ったらすぐに砲塔から逃げ出しましょう。手榴弾を投げ込まれている可能性が高いです。
砲塔は強いのですが攻撃にはもろく、重機関銃の連射や手榴弾2発であぼーんしてしまいます。
愛する砲塔と運命を共にしたいのなら別ですが。(笑)


(追加補足)
砲撃支援要請が複数のスナイパーから出ている場合、マウスホイールの回転で切り替えることができます。
より良い目標の視界を利用しましょう。



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