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★起動不可能や動作不安定時のFAQ

 起動しない、動作が重いといった場合にはまず動作環境を確認しましょう。環境が充分なのに重い場合には自分が使っているパソコンやパーツのメーカーホームページに行ってみて最新のドライバやBIOSが出ていないかを確認してください。出ていた場合には入れ直してみましょう。
 それでも駄目な場合には以下を参考にしてみてください。


■インストール後、しょっぱなから起動しません。
 いちばん手っ取り早いのは諦めることですが、そうも言っていられないので動作環境を見直してください。いちばん可能性があるのがグラフィックボードの性能不足です。まずオンボードビデオの場合には一部例外を除いて確実に動作しません。DirectX9.0cに対応したビデオカードでしか起動すら見込めません。BF1942では定番だったGeForceTi4200もBF2では不具合頻発でゲームになりません。クイックスタート項目の冒頭に書いてある動作環境の項目を参考にして買い換えをお勧めします。
 動作環境が問題ないにもかかわらず起動しない場合には、まず最初にマザーボードやグラフィックボードなど全てのドライバ・BIOSを最新の物に更新。使用していない周辺機器の取り外しとドライバの削除。オーバークロックをしているのなら元に戻す。常駐ソフトの停止。これらを一通り行ってみてください。
 その他の意外な原因としては、無線ルータのソフトが悪さをしていたという事例もあります。バッファローの無線ルータで使用するクライアントマネージャなどがそれにあたります。こういったこともありますので、できる限り常駐ソフトを外し、無駄なソフトはアンインストールしてみて、さらにそれでも駄目なら必要なソフトも順番にアンインストールをして確認していくなどの作業が必要になるかもしれません。ExitResなどのユーティリティ関連が影響を及ぼすこともあるようで、システム関連をいじる系のユーティリティは入れない方が無難のようです。
 しかし色々書いてありますが、実際の所いちばん復旧が早いのはOSごとインストールし直すという方法なんですけどね。特に動作環境が完全に揃っているのに起動しないという場合にはOS入れ直しをお勧めします。そしていの一番にBF2を入れてから周辺機器のソフトをインストールしていき、どれが悪さをしているのか特定していきましょう。


■CPUもビデオカードも充分な性能のはずなのに動作が重いです。
確認必須作業↓
・ビデオカードなどのドライバの更新。
・BIOSの設定でビデオRAMの上限設定が使用しているビデオカードの物に合わせてあるかどうか。(通常は実メモリ量の二倍を設定するようです)
・ゲームスタートをさせた時点でAlt+Tabでデスクトップに戻り、タスクマネージャーを起動させて使用メモリが実メモリを超えていないかを確認。超えていたらメモリの増設。
・BF2の品質設定を落としてもカクつくかどうかを確認。カクつくようならPCの設定が間違っているかメモリなどの品質に問題がある可能性がある。
・無線LANはPingが増大して動作が重くなりますので、有線LANでプレイする。

その他↓
 いくつかのビデオカード使用時に不具合が報告されています。とりあえず現状でできることはドライバを最新の物から順番にいくつかのバージョンを試してみること、あとAGP接続のビデオカードの場合にはAGP転送速度を変更すると改善した場合もあるようです。マザーボードとの相性によっては8倍速設定では動作に問題があることがあり、4倍速や2倍速に落とせば安定する可能性はあります。
 そのほかメモリの破損や構成にミスがあると動作が安定しない場合があります。まずメモリの構成をチェックしてください。たとえばメモリスロットが3本の場合、3つのスロット全部に異なるメモリが刺さっていたりすると遅くなる場合があります。基本は二本構成で、同種同サイズのメモリを指定のスロットに刺すというのが基本です。もちろんマザーボードによって様々な仕様や制約があったりしますので、マニュアルの確認は必須ですが。たとえば私の使用しているnForce2マザーボードの場合、1・2番スロットに同じメモリを刺すと非常に軽い動作ですが、少しでもメモリを多くしようと3番目のメモリスロットにメモリを追加したら、とたんに動作が重くなりました。同種のメモリだったのですが、それでも動作が重くなりましたので諦めて2枚構成に戻した経緯があります。これらについては実際に刺し換えてみて自分で検証するしかないのがつらいところ。メモリの数や刺す位置を色々変えて検証してみてください。こればかりは実際にやってみないと分かりません。
 メモリの物理破損についてもmemtest86でメモリエラーがないかをチェックしてみてください。エラーが多い品質が悪いメモリはベンチマークではきちんと数字が出ていても実際のBF2プレイではカク付く原因となる場合があります。
 あと、基本的なところでは常駐ソフトの停止や、コンピューターウィルスやスパイウェアの駆除を行ってください。ウィルスについては市販の駆除ソフトを、スパイウェア駆除についてはAD-AWAREなどがいいでしょう。
 ほかの原因としては対応サウンドカードを装着していないのにサウンド設定でEAXのチェックを入れているなどの場合もあります。私の場合はnForce2オンボードのMCP-Tでしたが、その場合にEAXにチェックを入れると高確率で停止したり動作が重くなったりしました。このチェックを入れるのはSoundBlaster Audigy2系のサウンドカードを載せている場合にのみ入れた方が良さそうです。
 また、接続しているゲームサーバの処理速度が遅かったり、ネットワーク速度に問題があったりすると、画面がカク付いて見えるような場合もあります。これはネットワークゲームである以上は仕方のないことですので、Ping反応速度の良いサーバを選択してゲームをするようにしましょう。


■起動もします、プレイもできます、でも途中で再起動したりします。
 プレイできているのに途中で落ちる場合には、熱暴走の可能性が高いと思われます。エアコンを入れて部屋を冷やし、パソコンケースを解放して扇風機などで風を直接当ててプレイしてみてください。それで落ちなかったようなら確実でしょう。冷却系を見直してください。
 なお、nForce2マザーなどでサウスチップの加熱によるシャットダウンが報告されているようです。ノースチップのクーラーの大型化や、サウスチップにチップセットクーラーの追加(普通はサウスチップにクーラーは付いていない)をしてみてください。メモリの不具合もあるかもしれませんので、上記のmemtest86も行っておくといいでしょう。
 また、電源が貧弱な物の場合には電源不足で落ちる場合があるようです。パソコン購入店に相談して、ご自分が使用している構成に足る電源を購入すると安定するかもしれません。特に最近のビデオカードは大電力を必要とする物が多いです。CPU・メモリ・ドライブ数などの構成にもよりますが、最低でも400ワット級のものがないと、起動はできても安定させることは難しいという意見もあるようです。何度も買い直して検証する根気があれば別ですが、普通はそれなりの金額を支払って可能な限り信頼のおけるメーカーの定番とされる大容量電源を買っておいた方が良いでしょう。
 ソフトウェア的な問題も考えられますので、前述のウィルス駆除やスパイウェア駆除、常駐ソフトの停止、BIOSやドライバの更新を行ってみてください。


■そもそもインストール時にCDドライブエラーが出てインストールすらできません。
 一部のドライブによってはコピー防止プロテクトの誤作動によってインストールすることすらできない場合があります。この場合、残念ながらドライブを変更する以外には方法がありません。中古でもいいので安物のCDドライブやCD-Rドライブを購入してインストールをするといいでしょう。


■仮想CDドライブソフトの警告が出て起動できません。
 CD/DVDエミュレーションソフトがうんぬんという警告が出て起動できない場合があります。一部の仮想ドライブソフトを使用していると起動の際にチェックに引っかかって起動することができません。DaemonToolsは問題ありませんが、CloneCDは起動していなくてもチェックに引っかかりますからアンインストールを行ってください。レジストリが残留している場合にも引っかかる場合があるようですので、その場合にはレジストリエディタで該当部分の削除を行ってください。


■「CONNECTING TO LOGIN SERVER(プロフィールサーバに接続中)」などの表示で固まる。
 いったん固まってしまうとタイムアウトをするまでいっさいの操作を受け付けず、場合によってはパソコンを再起動するしかなくなったりします。こういった事例の場合で最も可能性が高いのはファイアーウォールソフトが裏で警告を発している可能性です。Norton Internet SecurityやZone Alarmなどのファイアーウォールソフトなどを入れている場合には、BF2の起動前にBF2のソフトの接続を許可しておいてください。製品版デフォルトの場所は「C:\Program Files\EA GAMES\Battlefield 2\BF2.exe」になります。デモ版は同じくEAGAMESフォルダの直下にデモ版のフォルダがあります。
 また、設定しているにもかかわらず固まったままの場合にはプロフィールサーバがダウンしている可能性があります。この場合にはマルチプレイはおろかシングルプレイすらもできないというどうしようもない状態ですので、EA本社の方角に向かって呪いの念でも飛ばすか、しばらく待ってから再接続してみましょう。残念なことにEAGAMESジャパンはまるっきりやる気がないので、障害情報がホームページに載ることはいっさいありません。
 アクセス履歴が蓄積しているとログイン時の遅延が長くなるという障害が報告されていますので、定期的に設定ファイルの掃除をしてやるのもいいでしょう。詳しくは★雑記&知っておくと得するネタの「ログイン時の遅延を解消」の項目をご覧下さい。


■ゲーム途中で警告が出てサーバから切断されます。
 ログインもプレイもできているのに途中で切断されるのには、いくつかの原因が考えられます。単純な原因としては回線の不具合によってコネクションエラーやサーバの不具合が起きてサーバから切断された場合です。これはネットワークゲームの性質上、たまには起きても仕方がないことです。
 他にはサーバ管理者によって自動もしくは手動でキックされる事でしょうか。キックにはいくつかの種類があり、ひとつはハイピンガーのためにキックされた場合です。多くのサーバでPing(接続応答時間)が高い場合には他のプレイヤーに迷惑がかかるので自動キック設定がなされている場合があります。だいたい200〜300前後がボーダーのようですが、これはサーバによって異なりますので一概には言えません。
 他にはチームキル(味方殺し)をしすぎた場合にキックされることがあります。サーバの設定では5人味方を殺すと自動キックされる設定が多いようですが、サーバ内で遊んでいる投票によってキックされる場合もあります。サーバの管理者にキックされる場合もありますが、これはもう管理者の気分次第ですから仕方がないので諦めましょう。キックが自由にできるのは自腹を切ってサーバを立てている人間の特権でもありますので。


■Punkbusterうんぬんという警告が出てサーバから切断されます。
 不正プログラム防止ツールPunkBusterの誤作動でキックされる場合があります。この場合にはキックされた場合にPunkbusterがどうした〜という英文表示がされます。この警告はたまに発生する物ですので特に気にする必要はないのですが、あまりにも頻繁に発生するようでしたら、まずBF2のメニュー画面で下にPunkbusterというチェック項目にチェックが入っているかどうか確認してください。



 チェックが入っているにもかかわらずキックされる場合にはPunkbusterソフトウェアを以下の手順で更新してみてください。まず純正プログラム以外のものをBF2に組み込んでいるようでしたら外してください。組み込んでいないのにキックされる場合は以下の手順でアップデートしてください。まずPunkBusterクライアントをここからpbsetup.exeをダウンロードします。ダウンロードしたpbsetup.exeを適当なフォルダにコピーし(BF2フォルダの直下にPBというフォルダでも作っておくのが良いでしょう)、ダブルクリックで実行します。



 この画面が出たらAdd a Gameを押してゲームのインストール位置を選択し、Check For Updateを押してアップデートします。初期化に少々時間がかかりますが、数分(場合によっては10分くらい)待てばアップデートが完了します。「Press a key to exit」と表示されますので、何かキーを押してアップデータを終了させてください。


■マルチプレイを選択したあと、サーバ選択ウィンドウの操作が異常に重いです。
 仕様です。一応の対策としては、全てのデータの読み込みが終了するまで待つのが順当な方法です。読み込み途中で操作をすると、非常に動作が重くなってしまいますので。マルチプレイボタンを押して、サーバリストのデータを読み込んでいる間何も操作せずにひたすら待機し、ルータやLANハブのパイロットランプが通信状態を示す点滅が終了するまで待ってから、サーバブラウザの操作を行ってください。そうすれば比較的軽く操作できるはずです。フィルタの設定で表示されるサーバを限定してやることによって表示速度の向上を見込めるでしょう。


■右下の「PLAY NOW(今すぐプレイ)」ボタンを押すと、しばらく何もできなくなります。
 仕様です。これを押すと全世界にある全てのサーバと接続して情報を読むという余計なことをしてくれます。そしてその間は全く操作を受け付けず、強制終了すらもままならないという異常事態に陥りますので、このボタンだけは決して押さないようにしましょう。押してしまった場合にはコーヒーでも入れに行って下さい。5分もすれば復旧していると思います。


■サーバに入ろうとすると「バージョンが違います」と出て入れない。
 サーバのソフトウェアバージョンと自分のバージョンが一致していないとゲームすることはできません。こういったメッセージが多くなってくるようでしたらバージョンアップのパッチが公式から発表されている可能性が高いので、最新のパッチを当ててバージョンを合わせるようにしましょう。内蔵ブラウザでサーバを表示させた場合、白で表示されているサーバが同じバージョンのサーバで、赤く表示されている場合にはバージョンが違うサーバとなり、入ることができなくなります。


■サウンドカードをつけると動作は良くなりますか?
 なります。BFシリーズは音声に非常に力を入れておりますので、ハードウェア処理の可能な高性能のサウンドカードを入れておくと、その分CPUに負担がかかることが無くなりますので快適にプレイが可能になります。ただしサウンドカードなら何でもいいというわけではなく、基本的にCREATIVEのSoundblaster Audigy2シリーズ(廉価版のLS除く)にのみ対応していると考えてください。このサウンドカードを装着していれば、ソフトウェア処理の時とは比べものにならないくらいの高音質でプレイすることが可能になります。EAXオプションも使用することができますので、臨場感もたっぷりです。
 それとBF1942時代には非常に評価の高かったnForce2のオンボードサウンドを使用してのハードウェア処理ですが、これは使用しない方がいいでしょう。オンボードサウンドに処理を食われるとチップセットとメモリ間の通信にも悪影響するのか、非常に動作が重くなります。私の環境では音が鳴りっぱなしになるなどの障害も発生しました。可能な限り別のハードウェア処理に対応したサウンドカード(SoundBlasterAudigy2シリーズ以降)を装着した方がいいでしょう。(もちろんこれは環境によっても変わりますので一概には言えません)とはいえ、CPUがAthlon64の3500とかの高性能の場合にはソフトウェア処理でも十分な結果が得られると思います。もちろんX-Fiカードには及びませんが。

推奨サウンドカード(全てPCIスロット版で、USB版は不可)
Soundblaster X-Fiシリーズ
Soundblaster Audigy4シリーズ
Soundblaster Audigy2シリーズ
Soundblaster Audigy初代シリーズ(ValueとLSは不可)
X-Fiシリーズが最もオススメですが、4や2でもX-Fi機能を使用できないということを除けば良い物です。初代Audigyは知識のある方以外にはオススメできません。



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